引き続き、静岡県小山町の豊門会館です。

和館の玄関部分。「豊門会館」は、旧和田豊治家住宅として、明治42年(1909)頃に東京向島に建設され、大正14年(1925)に現地に移築されたとのこと。関東大震災直後の移築です。震災に耐えたのだとか。

こちらは、いわゆる洋館付住宅の洋館部分。洋館の玄関があり、洋間が3間もあるという点で、他の洋館付住宅とは一風変わっています。これは、和田豊治がアメリカで苦学した経験があったからではないかとのことでした。

「旧豊門青年学校」の塔屋部分。「旧豊門青年学校」は、大正末~昭和初築で、学校として建てられた建物。塔屋の先に、ほんの少しだけ銅板葺の屋根が載っているのが、小生の好みです。

「豊門公園噴水泉」。「旧豊門青年学校」のアプローチ上にあります。いずれも、登録有形文化財に登録されています。

先月ご案内した、静岡県小山町の豊門会館の一般公開に行ってきました。

この写真は、「旧青年学校」の窓。まるで、ステンドグラスのようです。

こちらは、塔屋への階段の手すりの柱。日大名誉教授の山口廣先生のお話によれば、典型的なアールデコのデザインで、日本には結構あるデザインだとか。

御殿場の隣町の小山町にある、豊門会館。その敷地内には、和館、洋館などがあり、この度、登録文化財に登録されました。

写真は、同じ敷地内にある旧豊門青年学校の建物。いかにも、といった洋館です。

来る11月12日(土)、13日(日)に、登録文化財登録記念の一般公開が行なわれます。13日には、神奈川大の西和夫先生や、日大名誉教授の山口廣先生の講演会も開催されます。